新潟県新発田市の月岡温泉にある「ホテルひさご荘」。
客室は全43室。和室をはじめ、シモンズ社製のベッドを備えた客室や半露天風呂付き客室、露天風呂とガーデンテラスを備えた客室などが用意されています。
温泉には月岡温泉の源泉を使用しており、男女別の大浴場と露天風呂、貸切風呂で楽しめます。
令和5年(2023年)には、露天風呂やロビー、客室のリニューアルが行われました。昔ながらの温泉旅館の雰囲気を残しながら、目的に合わせて選べる客室や館内設備が整えられています。
夕食には季節の食材を取り入れた料理が用意され、朝食では新潟の名物料理などを含むビュッフェを楽しめます。
源泉を使用した温泉、多彩な客室、季節の料理。月岡温泉で、温泉旅館らしい時間を過ごせるのがホテルひさご荘です。
この記事では「ホテルひさご荘」について、宿の歩みをはじめ、客室、温泉、料理、館内施設、アクセスまで詳しく紹介します。
歴史|1957年創業、時代に合わせて歩んできた宿

ホテルひさご荘は、昭和32年(1957年)に創業しました。
月岡温泉が開湯したのは、大正4年(1915年)です。ホテルひさご荘は、月岡温泉の開湯から42年後に誕生し、長く宿泊客を迎えてきました。
運営会社の「株式会社ひさご荘」は、昭和39年(1964年)に設立されています。旅館の創業年と会社の設立年は異なるため、ホテルひさご荘の歩みは1957年から始まったことになります。
令和5年(2023年)には、露天風呂やロビー、客室をリニューアルしました。客室には露天風呂や半露天風呂を備えたタイプも加わり、滞在目的に合わせて選べる構成へと整えられています。
昭和32年の創業から受け継いできた温泉旅館の趣を残しながら、時代に合わせた改修を重ねているのがホテルひさご荘です。
客室|露天風呂付き客室から和室まで9タイプ
ホテルひさご荘には、全43室の客室があります。
現在の公式予約ページでは、露天風呂付き客室や半露天風呂付き客室、ベッドを備えた客室、和室など、9種類の客室タイプが案内されています。客室はすべて禁煙です。
露天風呂・ガーデンテラス付き客室

「露天風呂・ガーデンテラス付き客室」は、56平方メートル、定員2~4名の客室です。
室内にはシモンズ社製のセミダブルベッドが用意され、3人目と4人目は畳に布団を敷いて利用します。
入口のスロープ、広めのトイレ、シャワールームを備えたユニバーサル仕様です。ただし、室内は畳敷きのため、車椅子で移動できるのは水回り周辺のフローリング部分に限られます。
客室の露天風呂とシャワールームは別々の場所に設けられています。露天風呂は温泉ではなく、沸かし湯です。
半露天風呂付き客室

半露天風呂付き客室には、和モダンタイプと和ツインタイプがあります。
「半露天風呂付き・和モダン」は、客室316と317の2室です。広さは42平方メートル、定員は3名で、マルハチオリジナルのマットレス、くつろぎ用のチェア、シャワールーム、トイレを備えています。
「半露天風呂付き・和ツイン」は、客室318と319の2室です。広さは30平方メートル、定員は2名で、こちらにもマルハチオリジナルのマットレス、チェア、シャワールーム、トイレが用意されています。
どちらの客室も半露天風呂は温泉ではありません。月岡温泉の源泉は、大浴場や露天風呂、貸切風呂で楽しめます。
シモンズベッドを備えた客室

シモンズ社製のセミダブルベッドを備えた客室には、50平方メートルの客室516と、45平方メートルの客室タイプがあります。
客室516の定員は4名です。3人目と4人目は、畳に布団を敷いて利用します。
45平方メートルのシモンズベッド客室は定員3名で、3人目は畳に布団を敷く形です。
どちらの客室にも、くつろぎ用のチェア、シャワールーム、トイレが用意されています。
和モダン客室とコンフォート和室

「和モダン客室」は45平方メートル、定員3名の客室です。和室の趣に現代的な設備を取り入れ、マルハチオリジナルのマットレス、チェア、シャワールーム、トイレを備えています。
「コンフォート和室」は45平方メートル、定員4名です。ゆとりのある和室にチェア、シャワールーム、トイレが用意され、家族やグループでも利用できます。
旧タイプ和室と桐ベッド和室

昔ながらの和室を希望する場合には、「旧タイプ和室10畳」があります。広さは37平方メートル、定員は4名で、客室内にバスルームとトイレを備えています。
「桐ベッド和室10畳」は、旧タイプ和室に桐ベッドを設置した客室です。広さは37平方メートル、定員は3名で、3人目は畳に布団を敷いて利用します。客室内にはバスルームとトイレも用意されています。
ホテルひさご荘は客室によって、広さや定員、寝具、浴室設備が大きく異なります。特に客室内での入浴やベッド、車椅子での移動を重視する場合は、それぞれの設備を確認してから予約すると安心です。
温泉|源泉を楽しめる大浴場と貸切風呂

ホテルひさご荘では、男女別の大浴場と露天風呂、貸切風呂で月岡温泉の源泉を楽しめます。
泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉です。弱アルカリ性の温泉で、硫黄の香りとエメラルドグリーンの湯で知られています。
ホテルひさご荘では、大浴場、露天風呂、貸切風呂のすべてに源泉を使用しています。ただし、源泉かけ流しではなく、源泉を加温して使用しています。
男女別の大浴場には、それぞれ内風呂と露天風呂があります。露天風呂は令和5年(2023年)にリニューアルされました。
宿泊者の入浴時間は、15時30分から翌0時30分までと、翌朝5時30分から10時までです。館内にサウナはありません。
貸切風呂「だんらん」

周囲を気にせず温泉を楽しみたい場合には、宿泊者専用の貸切風呂「だんらん」があります。
利用料金は1室45分2,530円です。一部の1泊2食付き宿泊プランでは、割引料金の1,100円で利用できます。
利用する場合は、希望する時間帯を電話で予約する必要があります。予約時のメッセージやメールでは原則として受け付けておらず、先着順のため利用できない場合もあります。
貸切風呂にも月岡温泉の源泉が使用されています。小さな子どもを連れた家族や、プライベートな空間で温泉を楽しみたい人にも利用しやすいお風呂です。
日帰り入浴

ホテルひさご荘では、日帰り入浴も受け付けています。
利用時間は11時から14時までで、最終入館は13時です。料金は大人1,000円、子ども550円で、支払いは現金のみとなっています。
タオルを持参していない場合は、フェイスタオルとバスタオルのセットを300円で利用できます。
日帰り入浴の予約はできません。通常期も不定休で、連休や年末年始、ゴールデンウィーク、お盆期間などは利用できない場合があるため、訪れる当日に宿へ確認しておくと安心です。
なお、露天風呂付き客室と半露天風呂付き客室の専用風呂は、月岡温泉の源泉ではなく沸かし湯です。源泉を楽しみたい場合は、大浴場、露天風呂、貸切風呂を利用してください。
料理|A4和牛と新潟沖の魚介を味わう会席料理

ホテルひさご荘の夕食には、新潟の食材を取り入れた会席料理が用意されています。
基本となる「A4和牛・にいがた旬の美味プラン」では、A4ランクの和牛をはじめ、新潟沖で獲れた魚介や季節の食材を使った料理を楽しめます。
料理の内容は季節や宿泊プランによって異なり、旬の味覚を取り入れながら献立が組み立てられます。
宿泊プランで選べる夕食

夕食には、品数を抑えた「おまかせ会席」のほか、A4和牛や新潟沖の魚介を盛り込んだ会席料理があります。
宿泊プランによっては、本ズワイガニを一杯使用し、A4和牛や新潟沖の魚介と組み合わせた会席料理も選べます。
夕食の開始時間は18時または19時で、チェックインの際に選択します。ただし、混雑状況によって時間の調整をお願いされる場合があります。
夕食は食事会場で提供され、8名以上のグループでは専用の宴会場が用意されます。
約40種類をそろえる朝食ブッフェ

朝食は、新潟の名物料理や体にやさしい料理、定番の朝食メニューなど、約40種類をそろえたブッフェ形式です。
提供時間は7時から9時までで、この時間内であれば都合に合わせて食事会場へ入れます。
ただし、宿泊者が少ない日はブッフェではなく、セットメニューに変更される場合があります。
食物アレルギーへの対応

食物アレルギーへの対応は、卵・乳・そば・落花生・えび・かにを除いた低アレルゲンメニューに限られています。
小麦や調味料に含まれる原材料、重度のアレルギーには対応していません。また、通常の料理と同じ厨房や調理器具を使用するため、アレルゲンを完全に除去することはできません。
対応を希望する場合は、予約時または宿泊日の7日前までに、具体的なアレルゲンを宿へ伝える必要があります。
夕食の内容や朝食の提供方法は宿泊日やプランによって変わるため、予約時に最新情報を確認しておくと安心です。
館内施設|2023年に改装されたロビーとロビーガーデン

ホテルひさご荘では、令和5年(2023年)にロビーがリニューアルされました。
館内には、到着後や入浴後に休憩できるロビーラウンジがあり、屋外には緑を感じられるロビーガーデンも設けられています。
ロビーではウェルカムドリンクが用意されており、チェックイン後に飲み物を楽しみながらひと休みできます。
売店と館内の娯楽設備

1階の売店では、新潟県内のお土産や地域の特産品などを販売しています。
館内にはカラオケルームや卓球、自動販売機も用意されており、温泉や食事の前後にも館内で過ごせます。
カラオケルームなどの利用時間や料金は変更される場合があるため、利用を希望する場合はフロントで確認してください。
宴会場と会議室

ホテルひさご荘には、宴会場や会議室も用意されています。
家族や友人との宿泊だけでなく、団体旅行、宴会、会議などにも対応できる施設構成です。
館内ではロビーでWi-Fiを利用できるほか、車椅子の貸し出しにも対応しています。ただし、利用できる設備や館内の移動経路は客室によって異なるため、移動に不安がある場合は予約前に宿へ相談しておくと安心です。
アクセス|車・電車・直行バスでの行き方
ホテルひさご荘の所在地は、新潟県新発田市月岡温泉552-16です。
車でのアクセス
日本海東北自動車道「豊栄新潟東港IC」からは、車で約15分です。
磐越自動車道「安田IC」から向かう場合は、国道290号などを経由して約20分となっています。
宿泊者が無料で利用できる専用駐車場が用意されており、電気自動車の充電スタンドも設置されています。
新潟駅から直行バスを利用する場合
JR新潟駅南口から月岡温泉までは、直行バスで約60分です。
2026年9月現在、新潟駅南口の出発時刻は13時と15時25分。片道料金は大人・子どもともに1,500円で、現金またはPayPayで支払えます。
予約は必要なく、先着順です。
月岡温泉から新潟駅へ向かう便は、月岡仲町バス停を10時15分と14時10分に出発します。
新発田駅から直行バスを利用する場合
JR新発田駅から月岡温泉までは、直行バスで約25分です。
2026年9月現在、新発田駅の出発時刻は10時50分と15時30分。片道料金は大人500円、子ども300円で、現金またはPayPayで支払えます。
こちらも予約は必要なく、先着順です。
月岡温泉から新発田駅へ向かう便は、月岡仲町バス停を10時20分と11時15分に出発します。
月岡仲町バス停からホテルひさご荘までは、徒歩約3分です。
豊栄駅から向かう場合
JR豊栄駅からホテルひさご荘までは、タクシーで約15分です。
豊栄駅から向かう場合は、列車の到着時刻に合わせてタクシーの利用を検討するとよいでしょう。
新潟空港からのアクセス
新潟空港から月岡温泉までは、車で約40分です。
公共交通機関を利用する場合は、新潟空港からリムジンバスで新潟駅へ移動し、新潟駅南口から月岡温泉行きの直行バスに乗り継ぐ方法があります。
直行バスの時刻や料金、支払い方法は変更される場合があるため、利用前に月岡温泉旅館組合の公式サイトで最新情報を確認してください。
まとめ

ホテルひさご荘は、昭和32年(1957年)に創業し、月岡温泉で長く宿泊客を迎えてきた温泉宿です。
客室は全43室。庭を望む露天風呂付き客室や半露天風呂付き客室、シモンズ社製ベッドを備えた客室や和モダン客室、昔ながらの和室など、9タイプの客室が用意されています。
露天風呂付き客室と半露天風呂付き客室のお風呂は温泉ではなく、沸かし湯です。月岡温泉の源泉は、男女別の大浴場と露天風呂、貸切風呂「だんらん」で楽しめます。
夕食には、A4ランクの和牛や新潟沖で獲れた魚介、季節の食材を取り入れた会席料理を提供。宿泊プランによっては、本ズワイガニを一杯使用した会席料理も選べます。
朝食は、新潟の名物料理や定番の朝食メニューなど、約40種類をそろえたブッフェ形式です。宿泊者が少ない日は、セットメニューに変更される場合があります。
令和5年(2023年)には、露天風呂、ロビー、客室の一部がリニューアルされました。館内にはロビーラウンジやロビーガーデン、売店、カラオケルーム、卓球なども用意されています。
創業から受け継がれてきた温泉宿の趣を残しながら、客室や館内設備の改装を重ねているのがホテルひさご荘です。
客室の広さや設備、食事内容は宿泊プランによって異なります。特に客室風呂が温泉かどうか、貸切風呂を利用できるかどうかを確認したうえで、希望に合ったプランを選ぶとよいでしょう。





