新潟県新発田市の月岡温泉にある「ホテル清風苑」。
昭和3年(1928年)に現在の場所で創業し、増改築やリニューアルを重ねながら、月岡温泉で長く営業を続けてきた温泉旅館です。
客室は「末広亭」「雅亭」「平安亭」に分かれ、和室を中心にさまざまなタイプが用意されています。
さらに、雅亭の最上階には、2018年に誕生したラグジュアリーフロア「GENJI香」があります。
温泉では、硫黄の香りが特徴的な月岡温泉の源泉を「月岡湯香炉」で楽しむことができます。
食事の中心となるのが、新潟の食材を取り入れた創作和風ビュッフェです。
2025年夏には夕食ビュッフェのメニューと会場がリニューアルされ、日本海の海の幸や新発田牛、ライブキッチンで提供される出来たての料理などを楽しめるスタイルとなりました。
昭和3年から続く歴史、多彩な客室、月岡温泉の湯、そして新潟の食を楽しむ料理。
この記事では「ホテル清風苑」について、創業から現在までの歴史をはじめ、客室、温泉、料理、朝食、館内施設、アクセスまで詳しく紹介します。
歴史|昭和3年(1928年)、現在地で創業

ホテル清風苑の歴史は、昭和3年(1928年)、現在の場所で創業したことから始まります。
その後、建物の増改築を重ね、宿の規模を広げていきました。
昭和59年(1984年)には鉄筋6階建て・客室42室を改築し、総客室数50室、収容人員300名となりました。
さらに平成元年(1989年)には「雅亭」の増築と「平安亭」の改築が行われ、当時の総客室数は100室、収容人員600名まで拡大しました。
平成9年(1997年)には「末広亭」を増築。その後も平安亭のリニューアルや貸切風呂の新設など、館内の整備が続けられてきました。
大きな転機のひとつとなったのが、平成30年(2018年)です。
雅亭をリニューアルし、その最上階にラグジュアリーフロア「GENJI香」が誕生しました。
さらに令和4年(2022年)には、夕食にビュッフェスタイルを導入。
2025年夏には夕食ビュッフェのメニューと会場をリニューアルし、現在は「越後の海山の恵み~清風苑の創作和風ビュッフェ」として、新潟の食材を取り入れた料理を提供しています。
昭和3年の創業から、建物の増改築、客室のリニューアル、食事スタイルの変化を重ねてきたホテル清風苑。
創業当時の姿をそのまま残すのではなく、時代に合わせて宿の形を変えながら、現在まで営業を続けています。
客室|3つの客室棟とラグジュアリーフロア「GENJI香」

ホテル清風苑には、「末広亭」「雅亭」「平安亭」の3つの客室棟があり、それぞれに特徴の異なる客室が用意されています。
末広亭には、和室を中心に、和洋室やベッドを備えた客室などがあります。
また、段差のないエントランスを採用し、車椅子での利用にも配慮したユニバーサルデザインルームも用意されています。
雅亭にも和室や洋室など複数の客室タイプがあり、その最上階に設けられているのが、ラグジュアリーフロア「GENJI香」です。
GENJI香は、2018年に雅亭最上階をリニューアルして誕生した特別フロア。
全7室・3タイプの客室があり、ビューバスを備えた和洋室や、露天風呂を備えたスイートルームなどが用意されています。
また、GENJI香の宿泊者だけが利用できる専用ラウンジも設けられており、ほかの客室フロアとは異なる空間で過ごすことができます。
一方、平安亭には、シモンズ製ベッドを備えた和モダンの客室や、ダイニング付き和室などが用意されています。
昔ながらの和室からベッドを備えた客室、そして最上階のGENJI香まで、さまざまなタイプの部屋が用意されているホテル清風苑。
宿泊する人数や、どのように旅館での時間を過ごしたいかに合わせて、客室を選ぶことができます。
温泉|源泉を楽しむ「月岡湯香炉」と庭園大浴場

ホテル清風苑で月岡温泉の源泉を楽しめるのが、「月岡湯香炉」です。
女性用の「美人の湯」と男性用の「源氏の湯」があり、内湯と露天風呂が設けられています。
湯は硫黄の香りが特徴で、色は普段エメラルドグリーンをしていますが、季節や天候などの条件によって変化することがあります。
泉質は「含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)」です。
一方、清風苑には「姫の湯」「殿の湯」と名付けられた庭園大浴場もあります。
こちらは月岡温泉の源泉ではなく、沸かし湯を使用しています。
開放感のある大浴場に加え、庭園を望む露天風呂やサウナが設けられており、「月岡湯香炉」とは異なる湯浴みを楽しめる空間となっています。
さらに、館内には「陽之心」「旅平」「宿六」の3つの貸切風呂があります。
「陽之心」はひのき風呂、「旅平」と「宿六」はめのう風呂となっており、家族やグループで貸切利用することができます。
ただし、この3つの貸切風呂も月岡温泉の温泉ではありません。利用には予約が必要です。
月岡温泉の源泉を楽しむ「月岡湯香炉」、庭園を眺めながら入浴できる沸かし湯の庭園大浴場、そして3つの貸切風呂。
それぞれ湯の種類や特徴が異なるため、違いを知ったうえで楽しめるのもホテル清風苑の特徴です。
料理|新潟の海と山の恵みを楽しむ創作和風ビュッフェ

ホテル清風苑の夕食の中心となるのが、「越後の海山の恵み~清風苑の創作和風ビュッフェ」です。
2025年夏にメニューと会場がリニューアルされ、新潟の食材を取り入れたさまざまな料理をビュッフェスタイルで楽しむことができます。
会場は、2階にある「おけさ御殿」。
畳を使った和の雰囲気の会場にはライブキッチンが設けられ、焼きたて、出来たての料理が提供されています。
料理には、日本海の海の幸を使ったお造りや寿司、佐渡産サザエのつぼ焼きなどが並びます。
肉料理では、A4ランク以上の「にいがた和牛」である新発田牛を使った料理も用意されています。
さらに、ご飯には契約農家「げんぞう」が育てた特別栽培米コシヒカリを使用。
サラダビュッフェや季節のフルーツ、スイーツなども用意され、新潟の海の幸から肉、米まで幅広く味わえる内容となっています。
また、ラグジュアリーフロア「GENJI香」には、ビュッフェとは異なる夕食を楽しめる限定プランがあります。
こちらでは、日本海や越後平野の食材など、その時々の旬を取り入れた特撰会席料理が提供されています。
宿泊人数などによって、GENJI香の客室内にあるプライベートダイニング、または専用の個室会場で食事を楽しむスタイルとなっています。
創作和風ビュッフェを中心に、GENJI香では特撰会席という選択肢も用意されているホテル清風苑。
宿泊するプランによって、異なるスタイルで新潟の食を楽しむことができます。
朝食|展望ダイニング「曙光」で楽しむ朝食ビュッフェ

ホテル清風苑の朝食は、基本的にビュッフェスタイルで用意されています。
朝食会場となるのは、最上階8階にある展望ダイニング「曙光」です。
大きな窓から180度のパノラマビューが広がり、四季によって表情を変える山々や田園風景を眺めながら朝食を楽しむことができます。
料理には、自家農園で育てた新鮮な野菜を使った郷土料理をはじめ、新潟の味を楽しめるさまざまなメニューが並びます。
なかでも清風苑の名物として紹介されているのが「清風苑茶漬け」です。
新潟のご飯に特製の出汁を合わせ、豊富なトッピングの中から好みのものを選んで、自分好みのお茶漬けを作ることができます。
新潟の食を味わうだけでなく、山々や田園風景を眺めながら朝の時間を過ごせるホテル清風苑。
最上階からの眺望とともに朝食を楽しめるのも、この宿ならではの特徴です。
館内施設|ラウンジやキッズスペースも充実

ホテル清風苑には、温泉や食事だけでなく、館内での時間を過ごすための施設も用意されています。
1階にあるフリーラウンジでは、コーヒーや緑茶などの飲み物を自由に楽しむことができます。
漫画や絵本をそろえた読書コーナーもあり、チェックイン後や温泉から上がったあとなど、館内でゆっくり過ごしたいときにも利用できます。
また、子ども連れの宿泊者が利用できるキッズプレイルームも設けられています。
ボールプールやテントなどが用意され、旅館の中でも子どもが遊べるスペースとなっています。
館内の売店では、新潟のお土産や清風苑のオリジナル商品などを販売しています。
さらに、エステサロン「Ananda」もあり、事前予約で施術を受けることができます。
なお、1階のフリーラウンジとは別に、ラグジュアリーフロア「GENJI香」には宿泊者専用のラウンジが設けられています。
一般の宿泊者が利用できるフリーラウンジに対し、こちらはGENJI香に宿泊する人だけが利用できる専用スペースです。
館内で自由に過ごせるラウンジ、子どもが遊べるキッズプレイルーム、売店やエステサロンなど、滞在中の時間を過ごすための施設がそろっているホテル清風苑。
温泉や食事の前後にも、それぞれの過ごし方に合わせて館内を利用することができます。
アクセス・駐車場|新潟駅・新発田駅からバスでもアクセス可能
ホテル清風苑は、新潟県新発田市月岡温泉278-2にあります。
車の場合は、磐越自動車道「安田IC」から国道290号線を経由して約20分、日本海東北自動車道「豊栄新潟東港IC」からも約20分です。
新潟市内からは約35km、新潟空港からは車で約40分が目安となっています。
公共交通機関では、JR新潟駅とJR新発田駅から月岡温泉まで直行バスが運行されています。
新潟駅からのバスは「いま井入口脇」、新発田駅からのバスは「月岡仲町」がホテル清風苑の最寄りの停留所です。
「いま井入口脇」からホテルまでは徒歩約1分、「月岡仲町」からは徒歩約3分となっています。
また、新潟駅・新発田駅からの直行バスとは別に、電車でJR月岡駅まで訪れる場合は、ホテルの無料送迎を利用することができます。
月岡駅とホテルの間は車で約7~8分。1名から利用できますが、到着予定時刻が決まったら事前にホテルへ連絡する必要があります。
帰りの月岡駅までの送迎については利用できる時間帯が限られているため、宿泊時に確認しておくと安心です。
車で訪れる場合は、無料の大駐車場が用意されています。
駐車場は200台収容で、ホテルから約500m離れた場所にあります。ホテルでは駐車場までの案内や車の回送にも対応しています。
なお、月岡温泉への直行バスは、2025年7月に豊栄駅発着のシャトルバスが休止され、新潟駅・新発田駅発着へ変更されたあとも、運行ダイヤや支払い方法などの変更が行われています。
バスを利用する場合は、旅行前にホテル清風苑の公式サイトで最新の運行情報を確認しておくことをおすすめします。
まとめ|昭和3年(1928年)の創業から続くホテル清風苑

昭和3年(1928年)に現在の場所で創業し、増改築やリニューアルを重ねながら現在まで営業を続けてきたホテル清風苑。
館内には「末広亭」「雅亭」「平安亭」の3つの客室棟があり、雅亭の最上階にはラグジュアリーフロア「GENJI香」も設けられています。
温泉では、月岡温泉の源泉を楽しめる「月岡湯香炉」のほか、庭園大浴場や3つの貸切風呂が用意されています。
夕食は新潟の食材を取り入れた創作和風ビュッフェが中心で、GENJI香には特撰会席を楽しめる限定プランもあります。
朝食では、最上階8階の展望ダイニング「曙光」から山々や田園風景を眺めながら、基本的にビュッフェスタイルで新潟の味を楽しむことができます。
昭和3年から続く歴史、多彩な客室、月岡温泉の源泉、そして新潟の食を取り入れた料理。
長い歴史を受け継ぎながら、客室や食事などを時代に合わせて変化させてきたことも、ホテル清風苑の特徴です。
月岡温泉で宿泊先を探している方は、旅館選びのひとつとしてホテル清風苑を検討してみてはいかがでしょうか。




