新潟県新発田市の月岡温泉にある「したしみの宿 東栄館」。
客室は全10室。石造りの半露天風呂を備えた「松風」をはじめ、シモンズ製のベッドを備えた客室や和モダン客室、18畳の純和風客室など、それぞれ趣の異なる客室が用意されています。
温泉は、硫黄の香りが特徴の月岡温泉の湯を楽しめる源泉大浴場のほか、2つの貸切風呂を備えています。
貸切風呂は、温泉を使用した内湯「なごみ」と、外の景色を眺めながら入浴できる半露天風呂「あかね」。「あかね」は温泉ではなく、12月から3月までの冬季は利用できません。
料理には、新発田牛や新潟産コシヒカリ、のどぐろなど、新潟の海や山の食材を取り入れた会席料理が並びます。朝食は、新潟米と魚を中心とした和食です。
全10室という規模ながら、趣の異なる客室、月岡温泉の湯、貸切風呂、新潟の食材を使った料理と、温泉旅館で過ごす楽しみが揃っています。
この記事では「したしみの宿 東栄館」について、宿の歴史をはじめ、客室、温泉、料理、館内施設、アクセスまで詳しく紹介します。
歴史|1957年創業、月岡温泉で歩んできた東栄館

「したしみの宿 東栄館」が創業したのは、1957年(昭和32年)10月です。
日本旅館協会が運営する宿泊施設情報サイト「やど日本」には、東栄館の創業年月として「1957年10月」と記載されています。
月岡温泉は1915年(大正4年)、石油の試掘中に温泉が湧き出したことから始まった温泉地です。
東栄館が創業した1957年は、月岡温泉の開湯から40年以上が経過した時期にあたります。
その後も営業を続けながら館内の改装が行われ、2018年4月には6つの客室をリニューアル。
「雪椿」をはじめ、「山吹」「あじさい」「桜花」「あやめ」「すみれ」が新たな客室として登場しました。
当時の紹介記事では、それぞれ間取りや装飾、インテリアを変えながら、昔ながらの旅館の風情を残した和モダンな客室として紹介されています。
現在も半露天風呂付き客室や和モダン客室など、それぞれ趣の異なる客室が用意されています。
1957年の創業から、時代に合わせて館内を整えながら、現在まで月岡温泉で営業を続けているのが「したしみの宿 東栄館」です。
客室|半露天風呂付き客室から和モダンな客室まで

東栄館の客室は全10室。
半露天風呂付き客室をはじめ、シモンズ製のベッドを備えた客室、和モダン客室、18畳の純和風客室などが用意されています。館内の客室はすべて禁煙です。
なかでも「松風」は、石造りの半露天風呂を備えた客室です。
和室10畳に広縁が付き、最大4名まで宿泊可能。客室の半露天風呂は温泉ではありませんが、滞在中は好きな時間に入浴できます。客室は階段を上った3階にあります。
「雪椿」は、広い和モダン空間にベッドルームを設けた客室です。
和室にはシモンズ製のセミダブルベッド2台を備え、広縁には椅子とテーブルを配置。シャワールームと洗面所も設けられています。こちらも3階の客室です。
「山吹」と「あじさい」は、シモンズ製のシングルベッドを2台備えたツインタイプ。
客室ごとにインテリアやクロスが異なり、それぞれ違った雰囲気の中で過ごせるようになっています。
「桜花」「あやめ」「すみれ」は、和室と広縁を備えた和モダン客室です。
「桜花」は3階、「あやめ」と「すみれ」は2階にあり、広縁には椅子とテーブルが用意されています。
さらに1階には、18畳の純和風客室「竹の間」があります。
最大10名まで宿泊できる東栄館で最も広い客室で、大人数での宿泊にも対応しています。1階にあるため、公式サイトでは足の不自由な方にも利用しやすい客室として案内されています。
全10室という規模ながら、半露天風呂付き、ベッドタイプ、和モダン、18畳の純和風客室と、人数や過ごし方に合わせて客室を選べるのが東栄館の特徴です。
チェックインは15時から、チェックアウトは10時までとなっています。
温泉|月岡温泉の湯を大浴場と貸切風呂で楽しむ

東栄館では、硫黄の香りが特徴の月岡温泉の天然温泉を楽しめます。
泉質は「含硫黄-ナトリウム-塩化物泉」。公式サイトでは、神経痛や筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復などの効能が案内されています。
館内には源泉大浴場があり、宿泊者は24時間入浴できます。
大浴場にはナノバブルを発生させるシャワーヘッドも導入されており、温泉だけでなく洗い場の設備にも工夫がされています。
また、東栄館には貸切で利用できる2つのお風呂があります。
「なごみ」は、月岡温泉の湯を使用した内湯タイプの貸切温泉です。1階にあり、4~5名でもゆったり利用できる広さとされています。
宿泊者の利用料金は40分1,650円。利用時間は15:00~22:00で、最終受付は21:00です。予約は先約順で受け付けています。
もう一つの「あかね」は、2階に設けられた半露天風呂です。
外の景色を眺めながら入浴でき、晴れた日の日没頃には、きれいな「あかね色」の夕景が広がると案内されています。
ただし、「あかね」は天然温泉ではありません。また、12月から3月までの冬季は利用できないため注意が必要です。
料金は「なごみ」と同じ40分1,650円で、利用時間は15:00~22:00、最終受付は21:00となっています。
東栄館では、日帰り入浴も受け付けています。
大浴場の入浴料金は大人1,000円、子ども500円で、1歳以下は無料。タオルは100円、バスタオルは220円で貸し出されています。
さらに、貸切温泉「なごみ」も日帰りで利用できます。料金は40分2,200円に加えて、1人あたり1,000円の入浴料が必要で、利用時間は11:00~14:30となっています。
大浴場で月岡温泉の湯を楽しむだけでなく、貸切温泉や半露天風呂、日帰り入浴まで、滞在スタイルに合わせた入浴方法が用意されているのが東栄館の温泉の特徴です。
料理|新潟の海の幸・山の幸を味わう会席料理

東栄館の夕食では、新潟の海の幸・山の幸を取り入れた旬の会席料理を楽しめます。
料理には季節の食材を取り入れ、宿泊プランによって新発田産の新潟和牛や、のどぐろなども味わえます。
なかでも上位の「月~tsuki~」プランでは、新発田産の新潟和牛を使った料理に加え、お造りもグレードアップした内容が用意されています。
新発田牛は、米どころとして知られる新発田で育てられたブランド牛。公式予約ページでは、新発田の米の稲わらを与えて育てられていることも紹介されています。
また、公式サイトでは、のどぐろの塩焼きも東栄館のこだわり料理の一つとして紹介されています。
料理とともに味わいたいのが、新潟産コシヒカリです。
東栄館では、契約農家から直接仕入れた新潟産コシヒカリを使用。炊き立てのご飯とともに、季節の料理を楽しめます。
新潟の地酒も用意されており、料理と合わせて味わうことができます。
朝食は和食を中心とした内容です。
こちらでも契約農家直送の新潟産コシヒカリを使用し、ご飯と魚を中心とした朝食が用意されています。夕食・朝食ともに、食事処での提供となっています。
新発田産の牛肉やのどぐろ、新潟産コシヒカリなど、地元・新潟の食材を取り入れた料理を楽しめるのが、東栄館の食事の特徴です。
館内施設|温泉と寛ぎを中心とした館内

東栄館は全10室の小規模な温泉宿で、館内は客室や温泉、料理を中心にゆっくりと過ごせるつくりになっています。
館内には源泉大浴場のほか、1階に貸切温泉「なごみ」、2階に半露天風呂「あかね」が設けられています。
「なごみ」では月岡温泉の天然温泉を貸切で楽しめる一方、「あかね」は外の景色を眺めながら入浴できる半露天風呂。それぞれ異なる雰囲気のお風呂が用意されています。
客室はすべて禁煙となっており、喫煙する場合は1階の喫煙所を利用します。
また、客室には加湿空気清浄機などが用意され、一部の客室にはシモンズ製のベッドやシャワールームも備えられています。
大型旅館のように多くの娯楽施設を備えるのではなく、全10室という規模の中で、客室で寛ぎ、月岡温泉の湯に入り、新潟の食材を使った料理を味わう。
温泉宿で過ごす時間そのものを楽しめる、シンプルな館内構成が東栄館の特徴です。
アクセス|新発田駅・新潟駅から直行バスで月岡温泉へ
したしみの宿 東栄館は、新潟県新発田市月岡温泉552-2にあります。
車の場合、日本海東北自動車道「豊栄新潟東港IC」から月岡温泉までは約15km。東栄館には15台分の無料駐車場が用意されており、到着時は宿の玄関まで車をつけることができます。
公共交通機関を利用する場合は、新潟駅または新発田駅から月岡温泉への直行バスが運行されています。
新潟駅南口からは月岡温泉まで約60分。新潟駅発は13:00と15:30で、料金は1座席1,500円です。
東栄館を利用する場合は「旅館いま井入口前」で下車し、宿までは徒歩約3分です。
新発田駅からは月岡温泉まで約25分。新発田駅発は10:50と15:30で、料金は大人500円、小人300円です。
こちらは「新湯前」バス停で下車すると、東栄館まで徒歩約30秒と近く、公共交通機関を利用する場合に便利です。
また、月岡温泉周遊ライナーを利用する場合は「月姫広場」足湯・仲町バス停前で下車すると、東栄館はすぐの場所にあります。
車では無料駐車場を利用でき、公共交通機関では新発田駅や新潟駅から直行バスを利用できるため、移動手段に合わせてアクセス方法を選べます。
まとめ

1957年の創業から、月岡温泉で宿泊客を迎えてきた「したしみの宿 東栄館」。
全10室の客室には、石造りの半露天風呂を備えた「松風」をはじめ、シモンズ製のベッドを備えた客室や和モダン客室、18畳の純和風客室などが用意されています。
温泉では、硫黄の香りが特徴の月岡温泉の湯を源泉大浴場で楽しめるほか、天然温泉を使用した貸切風呂「なごみ」や、外の景色を眺めながら入浴できる半露天風呂「あかね」も用意されています。
料理には、新発田産の牛肉やのどぐろ、新潟産コシヒカリなど、新潟の海や山の食材を取り入れています。
2018年には6つの客室がリニューアルされるなど、創業から時代に合わせて館内を整えながら営業を続けてきました。
全10室という規模の中で、客室で寛ぎ、月岡温泉の湯に浸かり、新潟の料理を味わう。
温泉旅館で過ごす時間をゆっくりと楽しめるのが、「したしみの宿 東栄館」です。




