新潟県新発田市、月岡温泉の高台に建つ「白玉の湯 華鳳(かほう)」。
館内には、敷地内から湧き出す自家源泉「白玉の湯」を楽しめる温泉をはじめ、多彩な客室や食事処、ラウンジなどが設けられています。
華鳳を特徴づけるもののひとつが、その規模です。
敷地内には約6,000坪の庭園が広がり、館内の大きな窓からも四季によって表情を変える庭園を眺めることができます。
そして、もうひとつ欠かせないのが自家源泉「白玉の湯」です。
硫黄泉で知られる月岡温泉にありながら、華鳳では敷地内から湧き出す自家源泉を使用しています。大浴場や露天風呂が設けられ、庭園とともに華鳳を象徴する存在となっています。
しかし、現在の華鳳だけを見ていても、この宿がどのように生まれたのかまでは分かりません。
その歩みをたどるうえで欠かせないのが、同じ月岡温泉にある「ホテル泉慶」の存在です。
華鳳は、泉慶とはどのような関係にあり、どのような経緯で現在の姿へと発展してきたのでしょうか。
この記事では、華鳳の歴史と泉慶とのつながりから、自家源泉「白玉の湯」、約6,000坪の庭園、客室、料理、館内施設まで順番に紹介していきます。
宿泊先として華鳳を検討している方はもちろん、月岡温泉を代表する旅館のひとつがどのように歩んできたのか。
「白玉の湯 華鳳とは、どんな宿なのか」を、その歴史と現在の姿の両方から見ていきます。
白玉の湯 華鳳の歴史|月岡動物園跡地に生まれた宿

現在、白玉の湯 華鳳が建つ場所には、かつて「月岡動物園」がありました。
月岡温泉に動物園があったことを、今では知らない人も多いかもしれません。しかし当時を知る世代にとって、月岡動物園は温泉とともに親しまれた場所のひとつでした。
私自身、幼い頃に月岡動物園を訪れた記憶があります。そして大人になって華鳳を訪れた際には、館内で当時の月岡動物園の写真を見ることができました。
子どもの頃に訪れた動物園がなくなり、同じ場所に現在の華鳳が建っている。昔を知っている人にとっては、華鳳のある場所そのものが、月岡温泉の移り変わりを感じられる場所なのかもしれません。
華鳳を運営するホテル泉慶グループの公式沿革によると、1990年(平成2年)6月、後に華鳳が建つことになる建設用地が購入されています。
そして1996年(平成8年)4月に着工。1997年(平成9年)10月、「白玉の湯 華鳳」として開業しました。
泉慶から始まった歩み

華鳳の歴史をたどるうえで欠かせないのが、同じ月岡温泉にある「ホテル泉慶」の存在です。
ホテル泉慶が開業したのは、1967年(昭和42年)10月。木造2階建て、客室8室と中広間1室から始まった、小さな旅館でした。
開業したのは、後に華鳳の女将となる飯田美紀子さんの母・橋本キヨさんです。
その後、泉慶はお客様のニーズに合わせて増築や改築を重ねながら、少しずつ規模を拡大していきます。
しかし長年にわたる拡張によって、古い客室と新しい客室、眺めの異なる客室などが混在するようになり、特に団体客を迎える際、同じような条件の客室を揃えることが難しくなっていったといいます。
そこで計画されたのが、新館「華鳳」でした。
1990年に建設用地を取得し、1996年に着工。1997年に開業した華鳳は、地上10階建ての旅館として誕生しました。
つまり華鳳は、まったく新しい旅館として突然誕生したわけではありません。
1967年にわずか8室から始まった泉慶が、約30年にわたって増築や改築を重ね、その歩みの先に、月岡動物園の跡地で誕生した新館が華鳳でした。
1997年の開業後、飯田美紀子さんは華鳳の女将を務めるようになります。
動物園だった土地に、泉慶で培われてきた旅館づくりを受け継ぎながら誕生した華鳳。その姿は、現在も泉慶の歩みと切り離して考えることはできません。
女将・飯田美紀子さんと泉慶からのつながり

華鳳の女将を務める飯田美紀子さんは、泉慶を開業した橋本キヨさんの娘です。
東京の大学に在学していた飯田さんが月岡温泉へ戻ったのは、泉慶が開業して2年目のことでした。
泉慶を手伝っていた姉が結婚し、人手が足りなくなったことをきっかけに、旅館の仕事に携わるようになります。
最初は電話での予約受付や会計などの事務を担当し、その後は給仕や布団の上げ下ろしなど、旅館のさまざまな仕事を経験していきました。
そして1997年(平成9年)の華鳳開業後は、華鳳の女将を務めるようになります。
飯田女将が旅館づくりで大切にしてきた考えのひとつが、時代とともに変わっていくお客様のスタイルやニーズを捉え、それに宿を合わせていくことです。
泉慶で旅館の仕事を一から経験し、その歩みの先で華鳳の女将となった飯田美紀子さん。
華鳳は建物としては泉慶とは別の宿ですが、その旅館づくりの考え方や歩みは、泉慶から現在の華鳳へとつながっています。
華鳳の自家源泉「白玉の湯」

白玉の湯 華鳳を語るうえで、欠かすことのできない存在が自家源泉「白玉の湯」です。
月岡温泉は硫黄泉で知られる温泉地ですが、華鳳と泉慶では、敷地内から湧き出す自家源泉「白玉の湯」を使用しています。
泉質は「含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉」。低張性・弱アルカリ性の高温泉に分類されています。
白玉の湯の大きな特徴が、豊富に含まれる硫黄成分です。
華鳳の公式サイトでは、自家源泉の硫黄含有量を164.8mg/kgと紹介しており、温泉分析表の数値上、同じ硫黄型では国内随一としています。
ここでいう「国内随一」とは、すべての硫黄泉と単純に比較したものではありません。
硫黄泉には「硫黄型」と「硫化水素型」があり、白玉の湯はそのうち「硫黄型」に分類されます。その同じタイプの温泉分析表を比較した場合の数値として紹介されているものです。
そして、白玉の湯を印象づけているもうひとつの特徴が、エメラルドグリーンに見える湯です。
硫黄泉というと乳白色の温泉を思い浮かべることもありますが、華鳳では自家源泉「白玉の湯」の特徴として、美しいエメラルドグリーンの湯色を紹介しています。
この自家源泉を楽しめるのが、華鳳の大浴場に設けられた露天風呂です。
ウッドデッキでつながれた回遊式の露天風呂には、檜風呂、大岩風呂、寝湯、腰掛湯などが設けられています。
ひとつの浴槽に入るだけではなく、場所を移動しながら、それぞれ異なる湯船を楽しめるつくりになっています。
一方、広々とした内湯は温泉ではなく白湯です。
華鳳には露天風呂付きの客室もありますが、客室の露天風呂についても源泉ではなく白湯が使用されています。
そのため、自家源泉「白玉の湯」を目的に訪れる場合は、大浴場の露天風呂で楽しむことになります。
また、華鳳には自家源泉を使用した貸切露天風呂もあり、「星の舟」と「月の舟」の2種類が用意されています。
月岡温泉というひとつの温泉地の中で、自らの敷地から湧き出す源泉を持つ華鳳。
豊富な硫黄成分、エメラルドグリーンに見える湯、そしていくつもの露天風呂を巡るように楽しめる大浴場。
「白玉の湯」という名前が宿の名称にも掲げられているように、この自家源泉は華鳳を特徴づける大切な存在となっています。
約6,000坪の大庭園|華鳳を象徴するもうひとつの風景

自家源泉「白玉の湯」とともに、華鳳を象徴する存在となっているのが、敷地内に広がる約6,000坪の大庭園です。
華鳳は月岡温泉の小高い丘に建ち、その地形を活かすように庭園が広がっています。
この庭園は、館内から眺めるだけのものではありません。
庭園内には散策路が整備されており、実際に外へ出て歩きながら、季節によって変化する木々や水辺の風景に触れることができます。
庭園には「実の成る林」「水辺の森」「花木」「鎮守の森」と名付けられた場所があります。
「実の成る林」には、野鳥が好む実をつける木々が植えられています。
「水辺の森」では滝の流れる音を聞くことができ、「花木」にはヤマザクラなど、花を楽しめる木々が植えられています。
そして「鎮守の森」の高台にあるのが「月姫第」です。
月姫第は夕方から夜にかけてライトアップされ、昼間とは違った庭園の風景をつくり出します。
華鳳の庭園は、季節だけでなく時間帯によっても表情が変わります。
早朝には朝もやに包まれることがあり、日が暮れるとライトアップされた庭園を館内から眺めることもできます。
客室の中にも、庭園を望む「ガーデンサイドビュー」が用意されています。
約6,000坪という広さを、ただ外から眺めるだけではなく、客室や館内から眺めたり、実際に散策路を歩いたりできることも、この庭園の特徴です。
温泉に入る前に庭を歩いてみる。
湯上がりにラウンジから庭園を眺める。
そして翌朝、前日とは違う光の中で庭を眺める。
華鳳では、宿泊している時間の中で、同じ庭園の異なる風景に出会うことができます。
約6,000坪という規模だけではなく、建物と庭園を行き来しながら楽しめる華鳳の大庭園。
自家源泉「白玉の湯」とともに、この宿を印象づける大きな特徴のひとつとなっています。
庭園と越後の風景を望む華鳳の客室

華鳳には、温泉旅館らしい和室をはじめ、ベッドを備えた客室、露天風呂付きの和洋室、サウナと水風呂まで備えた客室など、さまざまなタイプが用意されています。
客室を選ぶとき、部屋の広さや設備とともに確認しておきたいのが、窓から見える景色です。
華鳳には、約6,000坪の庭園を望む「ガーデンサイドビュー」と、越後の自然を望む「里山ビュー」の客室があります。
基本となるスタンダード和室は約58平方メートル。
12.5帖の本間に広縁と着替えの間を備えた和室で、ガーデンサイドビューと里山ビューの2タイプが用意されています。
さらに広いデラックス和室は約73平方メートルで、本間は16帖。各フロアに2室のみ設けられており、こちらにもガーデンサイドビューと里山ビューがあります。
畳の空間で過ごしながらベッドで眠りたい人には、和ベッドルームという選択肢もあります。
和の空間にベッドを配置した客室で、布団を利用することで複数人で宿泊できるタイプも用意されています。
さらに華鳳では、客室で過ごす時間そのものを楽しめるよう、露天風呂やサウナを備えた客室も用意されています。
露天風呂付き和洋室は約85平方メートル。
ツインベッドの寝室に和室やリビングを備え、客室の露天風呂で周囲を気にせず入浴することができます。
さらに、約99平方メートルの露天風呂・サウナ・水風呂付き和洋室もあります。
こちらにはセルフロウリュが可能なサウナと水風呂が設けられており、温泉旅館でありながら、客室の中でサウナを楽しめるつくりになっています。
ここで、客室を選ぶ際に知っておきたい点があります。
華鳳には自家源泉「白玉の湯」がありますが、客室に設けられている露天風呂のお湯は源泉ではなく白湯です。
そのため、自家源泉「白玉の湯」に入ることを目的に宿泊する場合は、大浴場の露天風呂や自家源泉を使用した貸切露天風呂を利用することになります。
庭園を望む和室で過ごすのか。
越後の自然を眺められる部屋を選ぶのか。
あるいは露天風呂やサウナを備えた客室で、部屋で過ごす時間を重視するのか。
華鳳では、単に部屋の広さだけではなく、景色や設備、滞在中の過ごし方に合わせて客室を選ぶことができます。
新潟の味を楽しむ華鳳の料理

温泉や客室とともに、旅館での滞在を楽しむ大きな要素となるのが料理です。
華鳳では、新潟の海・山・川・平野から届く食材を取り入れ、季節に合わせた料理を提供しています。
華鳳の料理を監修しているのは、「料理の鉄人」で和の鉄人として知られる大田忠道氏です。
実際の厨房では総料理長をはじめとする料理人が、新潟の食材や季節の味を取り入れながら、一品ずつ料理を仕立てています。
夕食は宿泊する季節やプランによって献立が異なります。
その中で、華鳳の名物料理として公式サイトでも紹介されているのが、一人ずつ特製の土鍋で炊き上げるコシヒカリです。
米どころ新潟の旅館らしく、料理の締めとなるご飯を一人用の土鍋で炊き上げて提供します。
もうひとつの名物が「白玉湯けむり揚げ」です。
海鮮や新潟和牛などの食材に衣を付け、宿泊客自身が卓上で揚げながら味わう料理で、揚げたてをその場で楽しむことができます。
ただし、土鍋で炊くコシヒカリや白玉湯けむり揚げは、すべての宿泊プランで必ず提供されるものではありません。
提供される献立が決まっているため、これらの料理を目的に宿泊する場合は、予約前に確認しておくと安心です。
夕食の食事会場には個室も用意されており、家族やグループで周囲を気にせず食事を楽しむこともできます。
そして、華鳳では翌朝の朝食も大きな楽しみのひとつです。
朝食はバイキング形式で、その品数は約110種類。
新潟の野菜を使ったサラダや炊きたてのご飯、味噌汁をはじめ、いくらや甘えびなどを好みに合わせて盛り付ける海鮮丼、料理人が目の前で仕上げる出汁巻きや焼き魚など、さまざまな料理が並びます。
和食だけではありません。
石窯で焼くピザや焼きたてのパン、朝カレー、ワッフル、搾りたてのフレッシュジュースなども用意されています。
さらに、朝食には新潟県阿賀野市で生まれた「安田ヨーグルト」も登場します。
飲むヨーグルトのほか、フローズンヨーグルトも用意されており、新潟の身近な味を朝食でも楽しむことができます。
夕食では季節の食材を使った料理をゆっくり味わい、翌朝は約110種類の料理から好きなものを選ぶ。
温泉や庭園だけではなく、新潟の食を一泊の中で楽しめることも、華鳳で過ごす時間を形づくる大切な要素となっています。
館内でゆっくり過ごせる華鳳の施設

華鳳は、温泉や客室だけでなく、宿に到着してから館内で過ごすための施設やサービスも充実しています。
チェックイン後、まず立ち寄りたいのが2階のロビーとラウンジです。
大きな窓の向こうには約6,000坪の庭園が広がり、館内にいながら華鳳を象徴する庭園を眺めることができます。
ラウンジではフリードリンクサービスが用意されています。
コーヒーなどの各種ドリンクに加え、パンケーキや和菓子、アイスクリームなども無料で楽しむことができます。
さらに、ビール、ワイン、日本酒といったアルコール類やノンアルコールビールも用意されています。
夜になるとナイトラウンジとなり、ライトアップされた庭園を眺めながら、昼間とは違った時間を過ごすことができます。
自家源泉「白玉の湯」を楽しんだ後には、大浴場の湯涼み処があります。
ここでは各種ドリンクのほか、特製のエビ味噌汁やアイスが無料で用意されています。
無料のマッサージチェアも設置され、子ども向けには駄菓子コーナーもあります。
温泉から上がってすぐ客室へ戻るのではなく、湯涼み処で休みながら過ごせるのも華鳳ならではのサービスです。
家族で宿泊する場合には、1階にある屋内温水プールも利用できます。
大人用プールは20メートル・3コース。深さ60センチの子ども用プールも用意されています。
利用料金は大人500円、小学生以下は無料です。
屋内プールのため、天候を気にせず利用できるのも特徴です。
このほかにも、卓球やゲームコーナー、カラオケなど、温泉以外の時間を楽しめる施設が用意されています。
館内には売店もあり、華鳳のオリジナル商品や新潟のお土産などを購入することができます。
また、よりゆっくり体を休めたい人には、アロマエステやマッサージ、あかすりなども用意されています。
庭園を眺めながらラウンジで過ごし、自家源泉「白玉の湯」に入り、湯上がりには味噌汁やアイスを楽しむ。
華鳳では、それぞれの施設があるだけではなく、到着してから温泉、湯上がりまで、館内で過ごす時間そのものを楽しめるようさまざまなサービスが用意されています。
温泉に入って食事をして泊まるだけではなく、少し早めに到着して館内をゆっくり楽しむのも、華鳳での過ごし方のひとつです。
宿泊前に知っておきたいアクセス・駐車場などの実用情報
白玉の湯 華鳳は、新潟県新発田市の月岡温泉にあります。
所在地は「新潟県新発田市月岡温泉134」です。
車で訪れる場合は、日本海東北自動車道「豊栄新潟東港IC」から月岡温泉方面へ向かうルートが利用できます。
公共交通機関では、新潟駅や新発田駅から月岡温泉へ向かう方法があります。バスの運行時刻や料金は変更されることがあるため、利用する場合は出発前に最新の交通情報を確認しておくと安心です。
車で訪れる人のために、電気自動車やプラグインハイブリッド車向けの充電設備も用意されています。
華鳳の電気自動車充電スタンドは6台分。受付可能時間は10時から18時までで、充電器付き駐車スペースの料金は一晩1,100円となっています。
また、ペットと一緒に旅行する場合には、駐車場内に犬専用の「ワンワンハウス」があります。
ただし、犬と一緒に客室へ宿泊できるという意味ではありません。
ワンワンハウスは1日3組限定の先着順で、利用料は無料です。
大型犬および小型犬2頭に対応したハウスが1棟、中型犬・小型犬向けが2棟あり、ケージやフードボール、トイレトレー、エアコン、水道などが備えられています。
さらに、華鳳から車で約2分の場所には無料のドッグランがあります。
広さは約170坪で、フェンスで仕切られた敷地には人工芝が敷かれています。隣には駐車場もあり、利用する場合は華鳳のフロントで場所を案内してもらえます。
客室については、2020年4月1日から全室禁煙となっています。
紙巻きたばこだけでなく、加熱式たばこや電子たばこについても客室内では利用できず、館内の所定の喫煙場所を利用することになります。
華鳳へ宿泊する際は、アクセス方法だけでなく、EV充電設備やペット用施設など、自分に必要な設備を事前に確認しておくと安心です。
また、交通機関の時刻や各施設の料金・利用条件などは変更される場合があるため、宿泊前には公式サイトで最新情報を確認しておくことをおすすめします。
まとめ|白玉の湯 華鳳

月岡温泉の小高い丘に建つ「白玉の湯 華鳳」。
現在の華鳳が建つ場所には、かつて月岡動物園がありました。
その後、ホテル泉慶が華鳳の建設用地を取得し、1996年に着工。翌1997年、「白玉の湯 華鳳」が開業しました。
その歴史をさらにさかのぼれば、1967年にわずか8室から始まったホテル泉慶へとつながります。
増築や改築を重ねながら成長してきた泉慶。その歩みの先に誕生したのが、現在の華鳳でした。
そして、現在の華鳳を特徴づけているのが、敷地内から湧き出す自家源泉「白玉の湯」です。
硫黄含有量は164.8mg/kg。華鳳公式では、温泉分析表の数値上、同じ硫黄型では国内随一と紹介されています。
エメラルドグリーンに見える自家源泉を、回遊式の露天風呂で楽しめることは、華鳳を語るうえで欠かせない特徴です。
もうひとつの象徴が、約6,000坪の大庭園です。
館内や客室から眺めるだけでなく、実際に散策路を歩くことができ、季節や時間によって変わる庭園の風景を楽しむことができます。
客室には、庭園や越後の自然を望む和室をはじめ、露天風呂やサウナを備えた部屋も用意されています。
食事では、新潟の食材を取り入れた夕食に加え、約110種類が並ぶ朝食バイキングも楽しめます。
さらに、庭園を望むラウンジや湯上がり処、屋内温水プールなど、温泉や食事以外の時間を館内で楽しめる環境も整えられています。
華鳳は、ある日突然誕生した大きな温泉旅館ではありません。
小さな旅館として始まった泉慶の歴史があり、その先に華鳳が生まれ、現在まで時代に合わせながら姿を変えてきました。
そして、その場所をさらにさかのぼれば、かつて多くの人が訪れた月岡動物園へとつながります。
月岡動物園だった場所に、現在は約6,000坪の庭園を持つ華鳳が建っている。
昔の月岡を知る人にとっては、その土地の変化そのものにも、月岡温泉が歩んできた時間を感じることができるのではないでしょうか。
自家源泉「白玉の湯」、大庭園、新潟の食、そして泉慶から受け継がれてきた歴史。
現在の華鳳だけでなく、その場所と宿が歩んできた時間を知ることで、「白玉の湯 華鳳」という宿の姿が、より深く見えてきます。



